Sector Signals
検証済みファクトをもとにしたセクターの市場構造・技術変化・企業戦略の分析。
news
Cyientは、AI、通信、急速充電、e-モビリティ向けに650V GaNパワーICを発表しました。これらのICは、電力効率の向上をもたらし、次世代アプリケーションの性能向上に貢献します。
EVの需要鈍化でSiC市場の成長見通しが修正されている。一方で産業機器・太陽光・データセンター向け需要が想定以上のペースで拡大しており、需要の多角化が構造変化として定着しつつある。調達先の需要ポートフォリオ評価に影響する論点を整理する。
2024年、BYDの半導体子会社・比亜迪半導体は1200V耐圧のSiC MOSFETの量産ラインを拡張し、EV向けインバータへの自社搭載比率を高める方針を明確にした。単なる内製化の話ではない。世界最大のEVメーカーが、パワー半導体という部品の上流まで自ら握ろうとしている動きだ。
pillar
インバータ1台に搭載されるSiCパワーモジュールのコストは、従来のSiベースに比べて2〜3倍高い。それでもEVメーカーがSiCへの切り替えを加速させているのは、システム全体の効率とサイズで回収できるからだ。だが「SiCを使えばよい」という話でもない。EVの電力変換系は複数の用途に分かれており、それぞ
longtail
EV向けインバータの変換効率が1%上がると、航続距離に換算して数kmの差が生まれる。カタログ値ではなく実走行での効率改善を求めて、設計の入り口に立ったとき、最初に直面するのが「どの損失をどう計算するか」という問いだ。損失の内訳を正しく分解できなければ、SiCを採用したのに期待ほど効率が上がらない、あ
800Vバッテリーシステムの普及が加速している。ポルシェ タイカン、現代 IONIQ 6、Kia EV6——これらに共通するのは、充電時間の短縮と走行効率の向上を両立するために、従来の400Vアーキテクチャから倍の電圧帯へ移行したという事実だ。この流れがパワーデバイスの選択に直接影響している。「Si
STマイクロエレクトロニクスとAmpere(旧Oracle傘下のArmベースサーバー設計で知られる企業とは別の、EV向けパワートレイン設計会社)が、次世代EVのトラクションインバーター向けにSiCパワーモジュールを共同開発し、2026年の商用化を目指していると報じられた。発表の骨子はシンプルだが、そ
STマイクロエレクトロニクスがイタリア・カターニアのSiCパワー半導体工場を段階的に拡張しながら、EV・産業向け需要を取り込もうとしている。設備投資の規模と時期、そして同社が直面しているSiC事業の収益化圧力を合わせて見ると、この動きが単なる生産能力増強ではないことが見えてくる。