Sector Signals
検証済みファクトをもとにしたセクターの市場構造・技術変化・企業戦略の分析。
ニュース
欧州委員会が2026年7月、改訂版ESRS(欧州サステナビリティ報告基準)を採択した。必須データポイントを60%超削減し、企業1社あたりの報告コストは30%超の削減見込み。CSRD対象外の中小企業向けには任意報告基準を新設。EFRAGの技術助言を反映した簡素化の内容と発効までの手続きを整理する。
運用資産2兆ドルのノルウェー政府系ファンドNBIMが、ESRSとISSB(IFRS S1/S2)を単一の報告書で満たせる仕組みをEUに要請。ISSBは42管轄・世界GDP約60%で採用済み。改訂ESRSは必須データポイントを61%削減、CSRD対象企業は約90%絞り込まれた。
特集
企業サステナビリティ報告指令(CSRD)と企業サステナビリティデューデリジェンス指令(CSDDD)が2025〜2026年にかけて日本企業にも直接影響を与え始めている。Omnibus I改正後の適用範囲、サプライチェーンを通じた義務の連鎖、実務対応ステップ、SSBJとの接続を体系的に整理する。
2027年3月期から時価総額3兆円以上の東証プライム上場企業へのSSBJ開示義務が始まる。完成品メーカーのScope 3開示義務はサプライヤーへのデータ提出要求を意味し、上場・非上場を問わずサプライチェーン全体に波及する。