Sector Signals
検証済みファクトをもとにしたセクターの市場構造・技術変化・企業戦略の分析。
ニュース
Power Integrationsが2026年8月5日、業界初となる2200V対応のPowiGaN技術を発表。AIデータセンターの1500V配電、EV補機、太陽光インバーター等が用途対象。従来SiCが占めてきた高耐圧領域にGaNが進出する動きとなる。
Nextpowerが2026年7月30日、スペイン・Zigor Corporationのパワーコンバージョン事業とApex Powerの資産買収を完了。米国複数拠点での製造を加速し、2027年初頭に納入開始、12カ月以内に10GW超の容量稼働を目指す。
DOEが2026年版「国家送電ニーズ調査」草案を公表。データセンター・製造業拡大が送電逼迫の主因と明記した。米DCの電力消費は2023年176TWh(総電力4.4%)から2028年に325〜580TWh・最大12%へ。系統制約が半導体に次ぐボトルネックになる構図を整理する。
STマイクロの2026年Q2売上は前年比26%増の34.9億ドル、粗利率34.8%。SiC売上は6→8インチ移行を支えに2026年通期で二桁成長を見込み、AIデータセンター向けは2026年10億ドル超・2027年20億ドル超へ上方修正。Q3は37.0億ドル・Q4は40億ドル超を見通す。
SiC固体変圧器(SST)が商用段階に入った。為光能源はSST出荷累計100台を突破し両拠点で40GW超の産能を確保。台達は1m²でMW級給電・50%超省スペースのSSTを発表、EatonもMV SST 2.0(2.5MW)を展開する。中圧から800VDCへの直接変換の現在地を一次情報で整理する。
AIスパコンの競争軸が性能(FLOPS)から電力と効率へ移る。TOP500首位のLineShineは2.198EFを42.2MW・CPU専用で達成(52.07GF/W)、MicrosoftのFairwaterは分散型AI superfactoryへ。TOP500・各社公式の一次データで整理する。
ニューヨーク州は2026年7月14日、50MW超の新規ハイパースケールDCに全米初の一時停止令(最長1年)を発令。NYISOの接続待ちにはDC由来約12GWが滞留する。前日にはMetaがHyperionを5GW・500億ドル超へ拡張発表。規制と拡張が同時進行する米国の現在地を整理する。
米FERCは2025年10月に大口負荷接続のANOPRを発出し、3,500ページ超の意見を踏まえ2026年6月までに対応する方針。PJMの夏季ピークは15年で70GW増の見通し。データセンター接続の迅速化と家庭料金保護を一次情報で整理する。
通期ガイダンスを引き上げる判断は、半導体メーカーが慎重に扱うものだ。在庫調整と需要の読み違えで何度も足元をすくわれてきた業界では、上振れを見込んだ見通しの更新は株価だけでなく、サプライチェーン全体に波及する。Infineon TechnologiesがFY2026 Q2決算でその判断を下した背景には