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サステナビリティ

脱炭素・サーキュラーエコノミー・サプライチェーン

ニュース

EU改訂ESRS採択、開示項目6割減

欧州委員会が2026年7月、改訂版ESRS(欧州サステナビリティ報告基準)を採択した。必須データポイントを60%超削減し、企業1社あたりの報告コストは30%超の削減見込み。CSRD対象外の中小企業向けには任意報告基準を新設。EFRAGの技術助言を反映した簡素化の内容と発効までの手続きを整理する。

ニュース

SBTi:企業ネットゼロ基準V2.0を公開

SBTiは2026年6月11日、企業向けネットゼロ基準の改訂版「Corporate Net-Zero Standard V2.0」を公開した。一律アプローチを廃して複数の目標設定オプションと実装ヒエラルキーを導入し、大企業には進行中排出への段階的責任を課す。実装と継続的改善に重心を移した改訂となる。

ニュース

CBAM強化:EU理事会が川下製品拡大で合意

欧州理事会は2026年6月12日、炭素国境調整メカニズム(CBAM)を特定の川下製品に拡大し迂回防止措置を強化する案で合意した。2025年12月の欧州委員会提案を受けたもので、欧州議会の本会議採択は2026年9月が見込まれ、最終法制化は2026年末から2027年となる見通し。

特集

ESG・サステナ略語 早わかり辞典

CBAM・SSBJ・TCFD・TNFD・ESRSなど、サステナビリティの略語55個を開示・評価・国際枠組・炭素価格・目標設定・人権・製品・自然の8分野に整理。正式名称、任意か法的義務か、施行時期、製造業での重要度を一次情報で解説する。

ニュース

NBIM:ESRSとISSB単一報告を要請

運用資産2兆ドルのノルウェー政府系ファンドNBIMが、ESRSとISSB(IFRS S1/S2)を単一の報告書で満たせる仕組みをEUに要請。ISSBは42管轄・世界GDP約60%で採用済み。改訂ESRSは必須データポイントを61%削減、CSRD対象企業は約90%絞り込まれた。

実務解説

TNFD勧告 実務ガイド:LEAPアプローチと開示実務

TNFDの4柱構造・LEAPアプローチ(Locate/Evaluate/Assess/Prepare)・バリューチェーン開示・SBTs for Natureとの接続を整理した実務ガイド。

実務解説

EUタクソノミー規則 実務ガイド:4条件・6目標・開示義務

Regulation (EU) 2020/852のタクソノミー適格性4条件・6環境目標・売上高CapEx OpEx開示義務・委任法スケジュールを網羅した実務ガイド。

ニュース

CDP:環境開示テーマに海洋を初追加

CDPが2026年6月15日の週から、気候・森林・水・生物多様性・プラスチックに続く6番目の開示テーマとして海洋を初めて追加する。世界貿易の約90%が海上輸送に依存する中、目標設定やサプライヤー関与まで問う設問が新設される。

ニュース

インドBRSR:上位1000社に義務化

インドのESG開示制度BRSR(事業責任・サステナビリティ報告書)のFY26報告シーズンが進行。SEBIが2021年5月10日付回状で導入し、NGRBC 9原則に基づく開示を時価総額上位1000社に義務付ける。銀行を含む上場企業が報告書の提出を進めている。

実務解説

EU電池規則:PCF申告実務

Regulation (EU) 2023/1542 Article 7のPCF申告、Battery Passportの2027年2月義務、ISO 14067・PEFCR・Scope3 Cat.11接続を整理。

ニュース

米SEC:気候開示規則の全廃を提案

米証券取引委員会(SEC)が2026年5月29日、2024年3月制定の気候開示規則の全面撤回を正式提案した。GHG排出量・気候リスク管理・異常気象の財務影響の3項目を対象とした規則で、SECは法定権限を超えるとして全廃を提案。施行は2024年4月から停止していた。

ニュース

加州SB253:Scope1-3開示を義務化

カリフォルニア州SB 253は、年収10億ドル超で州内事業を行う企業にScope 1〜3排出量の年次開示を義務付ける。CARBは2026年2月に規制を正式承認し、初年度のScope 1・2報告期限を2026年8月10日に設定。州外・米国外の企業も対象となる。

実務解説

Scope 2:マーケット基準と立地基準

GHG Protocol Scope 2 Guidance 2015が求めるデュアルレポーティング、8品質基準、PPA算入条件、日本のMarket-based係数確認を整理。

ニュース

WFE:移行株式分類原則とグリーン株式分類拡張

世界取引所連合(WFE)が2026年5月26日に「Draft WFE Transition Equity Principles」を公表。まだグリーンではないが気候目標への移行経路上にある企業を取引所が分類できる枠組みを定義し、移行ファイナンスへの資金フローを促進することを目指す。

ニュース

ベトナム:政令180号、森林炭素取引を2026年7月施行

ベトナム政府がDecree No. 180/2026/ND-CPを公布し、森林炭素クレジット取引にフロア価格・農業環境省の検証義務・二重計上防止ロックを義務化。2026年7月施行で、1,487万haの森林を持つ東南アジア有数の炭素市場が制度基盤を整える。

ニュース

TISFD:β版0.1公開、TCFD・TNFDに続く人的資本開示

不平等・社会関連財務情報開示タスクフォース(TISFD)が2026年5月26日にベータ版0.1を公開。影響・依存・リスク・機会の4軸で人的資本・人権・不平等を開示する枠組みを設計し、TCFDおよびTNFDとの整合を図る。

ニュース

NZ気候開示義務:NZ CS 1と1.5℃等3シナリオ

ニュージーランドXRBが策定したAotearoa New Zealand Climate Standardsの義務対象と、NZ CS 1が定める3シナリオ分析要件を解説。欧州CSRDやIFRS S2との比較で制度設計の特徴を整理する。

実務解説

二重重要性評価:CSRD IRO実務

CSRD第1波は2024年度からESRS報告を開始し、第2・第3波は2025年4月の延期対象。2025年12月のOmnibus Iも踏まえ、IRO特定とIMA/FMA判定を実務手順に落とす。

ニュース

金融庁SSBJ独立保証:ISSA 5000と制度化動向

金融庁は2026年5月19日にSSBJ告示の基準日をISSA 5000採択日(3月13日)に合わせて改正し、5月25日には保証部会が初会合を開催。日本のサステナビリティ開示における独立保証の制度整備が具体的な段階に入った。

ニュース

インドSEBI・NISM・IICA:ESG・BRSR MOU締結

インドのSEBIが設立したNISMと、インド企業省傘下のIICAが2026年5月19日にMOUを締結。ESG・BRSR開示の能力開発とMSMEの資本市場アクセス支援を三機関が連携して推進する。

ニュース

世界銀行「炭素価格動向2026」:GHG排出29%対象

世界銀行が2026年5月19日に公表した年次報告書によれば、炭素税・ETSなど87本の炭素価格付け政策が世界のGHG排出量の29%をカバーし、2025年の政府収入は1,070億ドルを超えた。日本のGX-ETSも含む新市場が相次いで始動している。

実務解説

Scope 3一次データ収集:サプライヤー収集実務ガイド

サプライチェーン排出量は操業由来の直接排出量の平均11.4倍とされる。GHGプロトコルのサプライヤーエンゲージメントガイダンスと環境省ガイド(v1.0)をもとに、誰から・何を・どの階層まで一次データを収集するかを整理する。Tier構造、上位集中の原則、中小サプライヤーへの対応を含む。

特集

CBAM制度解説:対象品目・証書の仕組みと企業への影響を解説

2026年1月に本格適用されたCBAMは鉄鋼・アルミ・肥料・セメント・水素・電力が対象。認定申告者・証書(EU ETS連動)・デミニミス50t免除・初回年次申告2027年9月30日・証書販売2027年2月、Omnibus簡素化と2025年末の施行規則、第三国炭素価格控除まで、EU輸入者・域外輸出企業・サプライチェーンへの影響を一次情報で整理する。

特集

CSRDとCSDDD実務ガイド:日本企業が今すぐ着手すべき対応策要領

企業サステナビリティ報告指令(CSRD)と企業サステナビリティデューデリジェンス指令(CSDDD)が2025〜2026年にかけて日本企業にも直接影響を与え始めている。Omnibus I改正後の適用範囲、サプライチェーンを通じた義務の連鎖、実務対応ステップ、SSBJとの接続を体系的に整理する。

ニュース

ESRS 2.0:EFRAG助言と簡素化骨子の公開

欧州委員会は2026年5月14日、CSRDの中核基準ESRS 2.0の改訂草案を公表した。開示項目の簡素化がEUサプライチェーンに入る製造業へ与える影響を整理する。

ニュース

EU・ドイツ:50億ユーロCCfDで産業脱炭素化支援

欧州委員会は2026年春、ドイツの産業脱炭素化プログラム「Klimaschutzverträge(気候保護契約)」に対する総額50億ユーロの国家補助を正式に承認した。鉄鋼・化学・セメントという、欧州の炭素コストが最も重くのしかかる三業種を対象とするこの制度。その核心は、企業が脱炭素投資に踏み切れない

実務解説

GX-ETS実務:2026年度の義務化に向けた排出量算定と報告ガイド

日本のGX排出量取引制度(GX-ETS)は2026年4月から義務化制度として稼働し、CO₂年間10万トン超のGXリーグ参加企業(約300〜400社)が対象となる。排出源のインベントリ化から算定方法の選択、第三者検証、SSBJ開示との統合設計まで、義務化初年度に向けた実務フローを解説する。

実務解説

人権デューデリジェンス:中堅製造業の実務6ステップ

CSDDDとLkSGが求める人権デューデリジェンスを、中堅製造業が実際に動かせる6ステップに整理する。ポリシー策定からリスクマッピング、苦情メカニズム、開示まで、各ステップで何を文書化すればEU取引先の審査を通過できるかを実務視点で解説する。

ニュース

世界銀行:炭素価格設定政策が排出量の約3分の1をカバー

世界銀行の2026年報告書によると、炭素税・ETSなどの炭素価格メカニズムが世界の排出量の約3分の1をカバーするに至った。EU CBAM本格適用と重なる2026年、炭素コストが調達・設備投資の現場に生じる質的変化を解説する。

実務解説

CBAM申告実務:EU向け輸出企業が準備すべきデータ提供のフロー

EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)の申告義務を直接負うのはEU輸入者だが、埋め込み排出量データの算定・提供責任は日本の製造元にある。移行期間の四半期報告から2026年以降の年次申告・証書償却まで、主体別の役割・申告フロー・提出データ要件を実務視点で体系的に整理する。

ニュース

CBAM影響:インドのアルミ輸出41.7%減と炭素コスト

EU CBAM本格施行の2026年1月以降、インドのEU向け非合金アルミニウム輸出が1年で41.7%急減(18,654→10,875トン)。炭素コストが貿易量に初めて定量化されたこのデータから、製造業が直面する調達・競合構造の変化を読む。

ニュース

SSBJ・CBAM同時始動:2026年に問われる企業の開示と炭素コスト

2026年2月の内閣府令改正でSSBJ開示が義務化の根拠となり、同年1月にはCBAMが本格施行。 サプライチェーン排出量データという共通基盤を軸に、2つの規制への対応を一体で設計できるかが企業の競争力を左右する。

ニュース

SSBJ 2027年4月適用:サプライヤー3つの準備

2027年3月期から時価総額3兆円以上の東証プライム上場企業へのSSBJ開示義務が始まる。完成品メーカーのScope 3開示義務はサプライヤーへのデータ提出要求を意味し、上場・非上場を問わずサプライチェーン全体に波及する。

特集

BRSRコア実務ガイド:ESG開示準備と調達への示唆

BRSRコアの段階適用が FY26-27 に上位1,000社へ拡大する。調達担当者が知っておくべきは、インドの Listed mid-cap がどのような開示を求められ、実際に何を準備しているかだ。制度の構造と代表的な企業の対応実態を整理する。

ニュース

CBAM本格適用:鉄鋼・化学輸出企業の炭素コスト実務

EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)の本格適用が2026年1月に始まった。鉄鋼・アルミ・肥料・セメント・水素・電力の6セクターが対象で、日本からの輸出企業には埋め込み排出量の算定と申告が求められる。対応の現状と実務上の論点を整理する。

実務解説

CDP回答実績から読む日本中堅製造業のESG開示水準

CDPへの回答実績は、企業のScope 1・2データ収集体制とESG開示の成熟度を測る代理指標として調達評価に活用できる。日本における回答状況の実態と、CDP非回答企業の開示準備水準の読み方を整理する。

実務解説

サーキュラーエコノミー:EU規制が変える製造業の資源循環と設計

EUのCEAPと電池規則・エコデザイン規則が、製品設計・廃棄物管理・リサイクル素材調達の要件を変えている。EU向け製品を持つ製造業に必要な規制対応と循環設計の実務を整理する。

ニュース

CSRD・CSDDD:EU顧客対応の要点

CSRDとCSDDDは直接適用対象外の製造業にも、欧州顧客の調査票・契約条項・開示要請として波及する。EUサプライチェーン対応の主要経路と優先アクションを整理する。

実務解説

EcoVadisスコア改善:調達先評価で問われる4領域実務

EcoVadisは欧米大手が調達先評価に広く採用するESGスコアリングプラットフォームだ。環境・労働人権・倫理・持続可能な調達の4領域で評価される。スコア帯別の意味と、Silverライン(50点)到達に向けた実務対応を整理する。

実務解説

ESGデータ管理:収集・集計・開示の基盤をどう設計し運用するか

ESG開示の義務化が進む中、データ収集・集計・開示の基盤整備が実務上の急務になっている。スプレッドシート管理の限界・専用ツール選定の判断軸・社内データフローの設計方法を、開示体制構築の視点から整理する。

ニュース

グリーン水素コスト動向2026:低下の現在地と調達示唆

グリーン水素の製造コストは再エネコスト低下と電解槽規模拡大で低下トレンドにあるが、2026年時点でもグレー水素比3〜4倍のコスト差が残る。製造・輸送・需要の各段階での課題と、日本製造業が接点を持つシナリオを整理する。

ニュース

GX-ETS第2フェーズが中堅サプライヤーに波及する論点

2026年4月施行のGX-ETS第2フェーズは、直接対象となる約300〜400社だけの話ではない。大手企業が排出量削減コストを負担する構造は、必ずサプライチェーン下流への要請という形で中堅・中小製造業に届く。何が、どのルートで降りてくるのかを整理する。

実務解説

人権デューデリジェンス実務:体制整備の要諦

日本政府の「ビジネスと人権」行動計画(2021〜2025)と欧州CSDDDの圧力を背景に、サプライチェーン全体での人権DDが日本製造業の実務課題になっている。何を特定し、どう対処し、何を開示するかの基本構造と対応の優先順位を整理する。

実務解説

インド製造業のグリーン転換:PLIとBRSRの影響

インドはPLIスキームで製造業を強化しながら、BRSRコア義務化でESG開示を高度化している。PLI受益企業の競争力とBRSR対応を、グローバル調達先評価の観点で整理する。

ニュース

内部炭素価格(ICP):炭素コストを経営に組み込む手法

ICP(内部炭素価格)は炭素税・ETS等の外部規制に先行して、企業が独自に排出量にコストを設定し投資判断に反映する仕組みだ。設備更新・調達先評価・製品設計にICP概念を適用することで、炭素リスクを経営判断の中に構造的に組み込める。導入方法と実務上の選択肢を整理する。

実務解説

Jクレジット制度:製造業のCO2削減活用実務

Jクレジット制度は省エネ設備導入・再エネ利用・森林管理によるCO2削減量をクレジット化し、GX-ETSや自社のScope 2削減に活用できる。製造業が活用しやすい方法論と申請上の実務論点を整理する。

特集

製品カーボンフットプリント:PCF算定と提出要領

取引先からPCF(製品カーボンフットプリント)の提出を求められるケースが増えている。ISO 14067・GHGプロトコル製品基準に基づく算定の構造と、実務上の優先順位の付け方、よくある躓きポイントを整理する。

実務解説

再エネ調達3手段:J-クレジット・非化石証書・PPA比較

Scope 2削減の手段としてJ-クレジット・非化石証書・PPAの3手段がある。コスト・実行の容易さ・RE100等への適用可否が異なるため、自社の状況に合わせた使い分けが必要だ。各手段の特性と選定フローを整理する。

実務解説

SBTi中小企業向け実務:SME版の申請手順と標準版との差異を解説

SBTi(Science Based Targets initiative)は中小企業(SME)向けに簡略化されたコミットメント経路を提供している。標準版との違い・申請に必要な準備・日本での活用事例を整理する。大手取引先からSBTi取得を求められ始めた中堅製造業の実務参照として使える。

実務解説

製造業のScope 3:カテゴリ別把握と開示優先順位

製造業がスコープ3(Scope 3)を開示する際、GHGプロトコルの15カテゴリのどれを優先把握すべきか。排出量の重みと把握難易度を軸に、業種・サプライチェーン構造に応じた優先順位のつけ方を整理する。

特集

SSBJ開示基準:日本版サステナビリティ開示への義務化準備全体像

SSBJ基準は2025年3月に確定し、2026年2月の内閣府令改正で時価総額3兆円以上のプライム企業から2027年3月期義務化が確定した。段階スケジュール・保証制度・ISSBとの差異・開示体制の構築を調達/IR/ESG担当の観点で一次情報に基づき整理する。

実務解説

TCFD気候リスク:財務影響試算と物理リスク定量化

TCFDフレームワークに基づく気候関連リスクの開示では、移行リスクと物理リスクが財務諸表に与える影響の試算が求められる。SSBJ・ISSB基準への対応でも必須の作業になるこの試算の考え方と製造業における具体的な影響経路を整理する。

ニュース

TNFD自然関連リスク:製造業の開示フレームワーク

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は2023年に最終提言を公表し、生物多様性・水・土地・海洋に関わる自然関連リスクの開示フレームワークを確立した。TCFDの自然版とも言えるこの枠組みが製造業のサプライチェーン評価にどう関わるかを整理する。